眼科検診での主な検査

眼科検診では、目の健康状態を詳しく調べるためにさまざまな検査が行われます。ここでは、代表的な検査についてご紹介します。

視力検査

眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても良好な視力が得られない場合は、目の疾患が隠れている可能性があります。

眼圧測定

目の圧力を測定し、緑内障の早期発見や経過観察に役立つ検査です。

眼底検査

眼底カメラを使用して網膜や視神経、血管の状態を撮影する検査です。

眼底写真

眼科検診での主な検査を詳しく

眼科での精密検査

眼科では、さらに目の健康状態を詳しく調べるための検査が行われます。ここでは、代表的な検査についてご紹介します。

OCT検査

網膜の断面を三次元的に撮影し、緑内障の早期発見や黄斑浮腫の状態を詳しく調べることができます。


OCT

視野検査

一点を見た際の視野範囲を調べる検査です。緑内障の進行状況を判断するのに有効です。

視野

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眼科検診のタイミング

緑内障に罹患する頻度は加齢とともに上昇し、40歳以上の20人に1人(5%)、70歳以上の約10人に1人(約10%)が罹患していたと報告されています1)。日本眼科医会は、40歳を過ぎたら年に1回の(定期的な)眼底検査を受けるよう啓発しており2)、高齢になるほど高頻度な検診受診が必要となります。また、糖尿病や高血圧等の全身疾患を有する場合は、40歳を待たず定期的に検診を受診する必要があります。

こんな症状があったら
~眼科検診を受診すべき症状~

「加齢に伴って目の脆弱性が増加することに、様々な外的・内的要因が加わることによって視機能が低下した状態、またそのリスクが高い状態」を「アイフレイル」と呼びます3)。緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、白内障、老視(老眼)はアイフレイルの原因となる疾患であることから3)、眼科検診を受診すべき症状として「アイフレイルチェックリスト」の参照をお薦めします。

アイフレイルチェックリスト

アイフレイル対策について

今や人生100年時代とも言われており、平均寿命が伸びることで加齢に伴う様々な眼の病気が起こると考えられています。視機能の低下であるアイフレイルを放置すると視機能障害をきたし、異常な見え方を常に自覚するようになります。重度の視機能障害に陥ると回復は難しく、日常生活へ影響を及ぼします。しかし、アイフレイルの段階で早期に発見し、適切な治療を行うことにより、進行を遅らせること、症状を緩和させることが期待できます。

視能訓練士は、「アイフレイルサポート視能訓練士」として全国で活動しており、目の不快感や見えにくさ等の目の健康に関する相談をお受けしています。少しでも気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

アイフレイル視能訓練士

引用文献

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