小児眼鏡フレーム「アイハピー」
Eye Happy
アイハピーの特徴
フレーム種類
コンビネーション型フレームで両テンプルとフロント部がβチタン製の一体型(線状のβチタン)になります。βチタンは弾力性があり、高硬度の特徴を持ちます。 フロント部そのものは、ナイロン系の素材で重量はプラスチックレンズを入れて3本が18.8g、1本が19.2gになりますが、レンズ度数により違いが生じます。
アイハピーの特徴
ゆがみにくい構造
両テンプルとフロント部が一本のβチタンでつながっています(図1)。
智の部分が外側に丸く膨らんだ構造で、テンプルを開く力が直接フロント部にかかることを防ぎ智が広がらないように工夫されています(図2)。 βチタンそのものの強度と、智の部分の力学的なデザイン、さらに両テンプルとフロントを結ぶ薄板状のβチタンの弾力性と、熱に強く型崩れの少ないナイロン系のフロント部の組み合わせで、智にかかる圧力を分散させているがこのフレームの最大の特徴(利点)です。
ゆがみにくい構造
今までのプラスチックフレームは完全固定型のパッドが多く、メタルではパッド足(クリングスやU字形)にパッドを付けたタイプが多いです。前者は調整ができなく、鼻が痛くなりがちであり、後者はパッド足がつぶれたりして型崩れが起きやすいトラブルが生じます。
このフレームのパッドは固定式に近いのですが可動もします。遠視矯正を対象にして頂点間距離も12㎜以下に想定できています(図3)。
これまでのパッド足付パッドでは衝撃によって変形し、頂点間距離が狭くなってまつ毛がレンズの裏面に接触するため、レンズが汚れて視界を妨げるといった問題がありました。しかし、このパッドはほとんど変形することがなく常に正しい頂点間距離が保てる工夫がされています。
劣化によるパッドの交換、サイズ交換ももちろん可能です。
テンプルチップの有用な形状
テンプルチップの先端が丸く円形になっているため、耳の後ろの皮膚をしっかり支えてメガネを固定する役目をします(図4)。 またレンズを入れるとどうしてもフロント部が重くなり、メガネが前にずれる原因となりがちですが、この先セルは重量バランスがとれるよう工夫された優れた形状であります。
レームの重量は平均的ですが、堅牢さやデザイン性に優れているので小児男女とも抵抗が少なく使用できるデザインになっています。
まとめ
小児用フレームはずれにくく、安定して快適にかけられ、無理な力がかかっても変形しにくく、顔にキズが入りにくいものが望まれます。さらにメガネを掛けたくなる小児の心理に合うこともとても重要になります。 この『アイハピー』はこれらの要求が具現化された小児用眼鏡フレームです。細部に渡って検討を重ねたデザイン、力学的にも理に適っており、約3か月の使用試験においても形状異変がほとんど見受けられない結果となっております。 また、カラーリングも鮮やかで楽しくなるバリエーションであり、子供さんも親も安心して楽しく掛けられる工夫がされています。